le 23 mai, 2022

  化学特講 (6)A  p-27 p-28 p-29

  「炭酸水素ナトリウム,炭酸ナトリウムのpH」 


  ※ 酢酸ナトリウムの加水分解を参考にして,これらの塩の溶液について考えてみましょう。

  ※ HCO3- は両性電解質,CO32-は塩基ととらえてpHを求めます。




  



  
ちょっと試しにやってみました。
  
  各濃度の水溶液を調製し,各 5.0mLをスピッツにとり,

  市販のフェノールフタレイン溶液を3滴ずつ加えました。

  写真は左から,

  0.1M NaHCO3  0.1M Na2CO3   0.5M NaHCO3  0.5M Na2CO3 です。


     

  NaHCO3は肉眼では発色が確認できませんでした。

  中学科学の教科書の写真では薄い赤となっていて,
  濃い赤が炭酸ナトリウムで塩基性の強さを比較している
  のが定番です。

  僕の感覚では,0.1Mは相当濃い溶液です。
  また,指示薬は大量に加えるものではないと思います。
  どうやって撮った写真なのかなあ。

  ちなみに,p-28の近似計算では,pH=8.0
  pHメータは使っていません。
  フェノールフタレイン(Cica)のラベルに記載されている
  変色域は,pH 7.8 無色~pH 10.0 紅色 となっています。